島根県大田市 仁摩サンドミュージアム
世界最大の1年計砂時計がある砂の博物館です。
仁摩サンドミュージアム
リンク
www.sandmuseum.jp
平成になってからすぐにオープン。
自分が初めて行ったのは,2000年代当初だったと思いますが,記録も写真もなーんにも残っていないので,わかりません。
記憶に残っているのは,まず入館料が高かった事。
でも,館内の展示については,珍しいもの一杯で楽しめました。
そして,一番印象に残っているのは,アナログスライドショー「琴姫伝説」
今は環境ホールになっていて,ワークショップ等おこなわれる入って正面,右手地下のホールにありました。
スライドって,ご存知ですか?
ポジフィルムに後ろから強い光をあてて,スクリーンに投影する装置です。
幻灯機とも言いました。
フィルム映画の静止画版ですね
仁摩サンドミュージアムには,当時としては最新鋭だったスライド投影システムが導入されていました。
通常一台だけのスライド投影機を,複数台9台か10台かな・・・信じられない台数でした・・・を使用して,一つの画面を構成するものだったと思います。
タイトルは「琴姫伝説」
仁摩の鳴き砂の浜=琴ヶ浜に平家の琴姫が流れ着き,村人に助けられ,琴を弾いて生活。
そして,ある日,琴姫は琴の音が途切れると同時に息絶えます。
ここまでは,普通の琴姫伝説と同じですが,その後,スライドショーでは琴ヶ浜の砂が鳴かなくなってしまい,雷鳴とともに竜王が現れ出でて,「浜がキレイにならないかぎり,鳴き砂はもどらないであろう」・・・という,今のSDGみたいなセリフを言って消えます。
そして,綺麗になった琴ヶ浜は,再び鳴き始める。
そんなストーリーだったと思います。
スライドシステムは複雑でメンテナンスにも相当費用が掛かっていたようで,故障も多く,その内に廃止されてしまいました。
映写中にも,投影機のシャッターの音がバタバタと響いていましたから。
そのアナログスライドショーのエンディングテーマ=いつかあなたに。
「琴姫伝説」スライド版が廃止された直後,どうしても聴きたくて,仁摩の町役場に問い合わせて音源をいただきました。アーティストの方のお名前も聞いたんだけど,カセットのラベルに書いてたのに,カセット廃棄の時に転記していませんでした。
MP3に変換した音源だけはありました。ヨカッタ。
このエンディングを聴くと,いつも涙してました。
ちょっと頑張ってYouTubeにアップしてみました。
聴いてみてください。